日々つれづれ。
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「かもめ食堂」の荻上直子監督の新作。
「かもめ食堂」は大好きなのですが、「めがね」が個人的にがっくりだったので、
この映画を観に行くのも、結構悩んだのですが。
このスチールとなんとなく深緑っぽい映像のイメージで、
やっぱし観に行ってしまいました。
ヘンな人でてきそうだし。
観てよかった〜。
お母さんをなくした、気持ちバラバラの3人兄妹と、
お母さんがなくなる直前に日本からつれてきた、
孫と全く言葉をかわさないばーちゃんのお話。
孫は子供の数倍も数十倍もかわいいといいますが、
このばーちゃんは、娘を亡くしたショックなのかなんなのか、
全く笑わず、どうにかコミュニケーションをとろうとする孫にも
まったく愛想なし。
でも出て来る人々がみんな、個性キツいけど、
妙な人の良さを持ち合わせていて、とっても魅力的。
特に、パニック障害を抱えているピアニストの長男が
とってもいい味を出していて、お話のキモになっております。
さて、そしてタイトルのトイレット。
人によっては、どーでもいいことに思えるものが、
ある人にとっては、とっても重要なもので。
それに気づくか気づかないか、
それもとっても重要なこと。
ささいなことこそ、実はとてもたいせつなのかも、と、
あらためて感じた気がします。
ささいなことに喜びを感じられる日々でありたいものだわ。
なんだか賛否両論だし
ディスニーだし
実はあんまり期待はしてなかったんだけど
ティム・バートン × ジョニデ × ヘレナ・ボナム・カーターだし
アバター観てないから、やっぱ3Dを一度観たいし
ちうことで観てきました。
めっちゃええやーん。
アリスも帽子屋もいいけど、
チェシャ猫と気の強いヤマネがラブリーすぎる!
ヤマネ飼いたくなっちゃったー。
そんでヘレナ・ボナム・カーターやっぱ恐るべしやな。
いつでも怪演...
白の女王のアン・ハサウェイも、いつものお姫様キャラとはいえ、
どこかぶっ壊れてそーで、
最後まで「いい人」に思えないとこがよかった(笑)。
これから映画は、特にアクションとかSFはみんな3Dになるのかしら。
ヒューマン・ドラマ系は2Dの方がいいよね。
しかーし、アリス観た後、
チャーリーとチョコレート工場の3D版がめっちゃ観たくなったわー。
リメイクできないのかしら。
あのちっちゃいおじさんが3Dで謡踊り狂うなんてわくわくやん!
もう何度観たかしら。
大好きな映画です。
ジム・キャリーを見る目が一気に変わりました。
自分の生活は退屈だし、おもしろい話もできないよ、という内向的な地味男(ジム・キャリー)と、
髪をしょっちゅうどハデな色に変えるかっとび女(ケイト・ウィンスレット)。
性格も生活パターンも全然違う2人がすれ違うのは必然?
お互いに傷つけあって別れて、もう顔も見たくない、ちゅーことで、
お互いの記憶を消すことに。
でも、無意識の中で消される記憶から思い出を守ろうと逃げまくる‥
という、ちょっとSF的要素の入った話。
いかにも音楽PV作家出身という監督の、みょーちきりんな映像と
淡々と流れる音楽がこれまたよろしい。
最後に流れる Beck の Everybody's Gotta Learn Sometimes という曲が
最高。
何度観ても、結末知ってても最後には泣いてしまうのよ。
どうしてか書くとネタばれになるので書きませんが。
こういう不毛な話が好きだと、あんまり幸せにはなれそうにないなあ(笑)。
でもお日様みたく温かいラブストーリーより、凍った川や吹雪の舞う海が印象的な、
こういう痛い話の方が好き。
お話の舞台はアメリカ・NY州のロング・アイランド。
一時住んでいたことがあるので、懐かしくて余計に思いを馳せてしまうのかもね。
日本語でのタイトルは「エターナル・サンシャイン」。
そしてジャケはコレ。
‥。
このジャケはあかんよ‥。
こんなキラキラした話じゃないよ。
ぜんぜんイメージ違う。
アメリカ版のジャケの方が1000 倍いいよ‥。
パイに弱いみたいです。食べるのはケーキの方がずっとすきなんだけど。
パイの出てくる本や映画には食いつきがいいです。
そんなわけで気になっていたこの映画、やっと観ました。
ジャケはこっちでね。
なにやら甘ったるそうな映画ではないですか。
ほんわかした、かわいい話なのかなーと思っていたら、全然違いましたよ。
主人公はダメ夫(精神的DVを食らわせるちょ~ダメ男)に愛想をつかしながらも
いいなりになっているダイナーのウェイトレス。
そしてパイ作りの名人。妙ちくりんな名前をつけたオリジナルのパイをいつも考えている。
物語は、いきなりそのダメ男の子供を妊娠してしまったところから始まる。
この設定がテルマ&ルイーズのテルマを思い起こさせますが、
テーマとなっているのも、あんなにハードな話ではないけども、同じラインです。
こーゆー、女の底力を鮮やかにみせつけてくれる映画は大好き~。
パイというネタを使いつつ、甘ったるいふわふわな話でないあたり、
監督が女性であるというのも大きいかも。
この女性監督は、主人公の同僚である、ちょっとイタめのウェイトレスとして出演もしてて、
めっちゃいい味出してます!でも、映画公開前に殺害されてしまったそうな・・・。
また、脇のキャラがみんな個性的で生き生きしてるところも魅力的。
幸せでない自分の人生に、いつも無表情・無感動気味なのに、
好きな人ができて、にやにやが隠せない主人公に、
適度な距離をおきつつも仲がよい2人の同僚ウェイトレス、
いい人なんだか流されてるだけなんだかわかんない不倫相手の産婦人科医、
ものすごイタそうだけど一途で純粋なストーカー男、
口の悪いパイ屋のオーナー、
ヤなやつっぽいけどそうでもない店長、
ダメダメすぎて逆にどうも憎めない主人公のだんな(これめっちゃリアル・・・)
あーあ、なんだか幸せなんだか不幸せなんだかよくわかんない・・・
と思っちゃうとき(たとえば今とか)に観たくなる映画かも。
自立とか家族とかについて考えつつ、やっぱ自分を幸せにするのは自分の脚でしっかり立つこと、って
再確認しちゃいました。
あとでもいっかい観よっと。
ただいま恵比寿ガーデン・プレイスでは
金、土、日の夜、Star Light Cinemaとゆー野外映画上映を行っております。
こーゆーの好きなんです。
野外映画とか、パブリック・ビューイングとか。
座席数はあまりないので、整理券はあっとゆーまになくなり、
周辺の空いてる段差に座って、体ひねってみる感じ。
本日のメニューは、My Blueberry Night。
・・・正直この映画は好きじゃなかったです。
でも今日はそんなに湿気もなく、
風もそよそよして気持ちい~。
できれば公園の芝生でねっころがれるよーなやつだと、もっといーんだけど。
東京MIDTOWNでもやってるらしいので、そちらにも行ってみるべし。
こっちは芝生なのね。
・・・と思ったらショコラ見逃した・・・。
最近週末になると天気が悪い。
どんよりとした空気とともにのしかかる閉塞感。
平日は仕事に忙殺されて、風呂に入って寝るだけ~♪
まあイヤイヤやってるわけでもないので、別に平日は忙殺されてもいいけど、
ふと足元を見ると、しょせんはしがない派遣社員だし。
頑張ってみたところで、ごほうびにもらえるのは
ハーゲンダッツの白桃味だけだったりしてね。
休日は休日で、やりたいことが思いつかない。
のんびり近所にお買い物に行って、ちょっと自転車でうろうろして、
スタバでお茶でも飲んでぼんやりと休日が終る。
特にどこか行こうか、という気にもならず。
誰かに会おうか、という気にもならず。
それはそれでいいんだけど、
それで満足している自分に閉塞感。
別に情緒不安定とまではいかないけど、
頭の奥で少しだけ、うぃーん、と私をイラつかせるなにかが飛んでいる。
部屋を暗くして、なにか映画でも観ようかな、と
Coffee & Cigarettesを借りてきた。
ドラマチックなことなどなにも起こらない、
Slice Of Lifeなお話がいいかなと思ったから。
なにも起こらない、10分弱の会話が続くオムニバス。
どーってことないエピソードで、人生は進んでいくのね。
だからどーってことない。
ぬるま湯のような毎日にだって、ドラマはあるんだから。
ただ、それに気づいていないだけなんですね、きっと。
ダージリン急行を観に行ったとき予告を観てから、
すっごく楽しみにしていた映画でございます。
このスチールがえー感じだし、スウェーデン映画だし。
ということで、今月末日にして初めて定時退社し、映画館へGO。
いや~、
なんじゃこのキテレツな映画は~!?
なんといいますか、このスチール写真にこの映画全体が集約されております。
全編これ絵画的な構図、カメラワークは1シーンごとに固定でまったく動きなし。
白っぽいメイクで生気のない顔の登場人物たち(表情も乏しい)。
ストーリーは荒唐無稽、というか全く意味不明。
と書くとめっちゃけなしているように聞こえますが、
そーゆーわけでもないですよ。
シュールリアリズム系の展覧会を観ているような感覚でした。
といいつつ、全然シュールリアリズムではないけれど、
とにかく、水彩画のようにも見える映像は、
青黒い紗をかけた、ノーマン・ロックウェルの絵って感じなのです。
空は常に曇ってるし、画面は基本寒色系のトーンで、
ほんとに生気がないので、そのへんはノーマン・ロックウェルの対極ですが・・・。
なんだろーなこれ・・・。フシギなもの観ちゃったな。
映画観てるっていうより、スライド・ショー観てる感覚・・・。
北欧映画てやっぱヘンだよな・・・。
でもこれは、映画館で観てよかったです。
DVDだと退屈な気がする。
このスチールに「お?」と思った方はゼヒどーぞ。
あの独特な映像は一見の価値ありあり。
恵比寿の映画館では、明日5月1日に、笑い飯のトークショー付上映があります。
なぜ笑い飯!?なにを語るのだ笑い飯!?
めっさ行きたかったけど、勤務時間にかかるので行けませぬ。
同時に、同じ監督が大昔に撮ったSwedish Love Storyも公開中。
これも観に行ってみるか・・・。
映画の前にちょい時間があったので、
恵比寿の夕景を写メってみました。
携帯電話のカメラなので画像わりーけど。
おもろい!
ヘンな家族を描かせたら天下一品!のウェス・アンダーソン
(・・・て前も書いたね)の新作。
橋田須賀子ファミリー並みにおなじみのアンダーソン・ファミリー(?)役者さんたちに、
今回はエイドリアン・ブロディが仲間入り。
音信不通だった3兄弟が、絆を取り戻すため(なのか?)、
インドを列車で旅する、という話で、
特にこれといった筋はございません。
うすらすっとぼけた3兄弟の中でも、一番みょーちくりんなのは
長男(オーウェン・ウィルソン)なんだけど、
私は次男(エイドリアン)の役どころと味がめっちゃはまったわ。
末っ子(ジェイソン・シュワルツマン)もヘンに存在感あるし。
この3兄弟のキャスティングと芝居がすばらし~!
テンション低めのヘンな人が出てくるロードムービーが大好き、
特に目的もなく、その地の空気を吸いたいがためにどっかに行くのが大好き
というわたくしには、もーツボ押されまくりの映画でした。
爆笑ではなく、くくくっと笑えてしまうエピソード満載で、
映画が終ってエンドロールまで見終わった後、
心がふはは、と半笑いしてしまうような感じ。
ゆる~くテンションがあがりました。
映像もPOPでよかったな。
ウェス・アンダーソン映画で一番これが好きになった。
なんとなくアイルランド・ウィーク。
アイルランドが舞台のこの映画、気にはなりつつ見逃していたのを、
1週間だけアンコール上映していたのであわてて観に行きました。
ダブリンの路上ミュージシャンと、チェコ移民の花売り娘のお話。
というとなんとなくかわいらしげでほのぼのって感じですね。
ほのぼのはしているんだけど、それ以上にこの話、
切ない~~~!
せつなよ~~~い!
いえ、決して暗い話ではなく、心温まる話ではあるのですが、
ここんとこ詳しく書いちゃうとネタばれしちゃうんで・・・。
個人的にはミュージカルが嫌いなんですが、
(あ、この映画はミュージカルじゃないっすよ)
この映画のような音楽の使われ方だったら、
挿入歌でストーリー語っちゃっても、素直に受け止める。
なんといっても、主人公と花売り娘の歌がめちゃくちゃよい。
曲の後半になるにつれ感情がほとばしるギター男と、
淡々と歌っている感じの花売り娘の、
2人のハモリが、声質が絶妙で最高。
フルコーラスをじわじわ、探りながらあわせて行くシーンは
引き込まれました。
ふたりともプロのミュージシャンで、挿入歌も彼ら自身の作。
魂こもってるよ~。
音楽てすばらし~!てのをしみじみ感じる映画でございます。
余談ですが主人公のギター男はどアイルランド顔ですね。
わたしのイメージするアイルランド顔そのものだ~!
いやはやいやはや。参りましたよ。ティム・バートンには。
毒素悪趣味大放出映画(笑)。
えーと、これはお笑い茶番劇と取っていいのでしょうか?
たぶん、受け付ける人と受け付けない人がまっぷたつに別れるんでしょーね。
グロとブラックを完全に娯楽と割切って見ることができれば、結構な怪作。
全面これ暗い画面に、白塗りのジョニー・デップとヘレナ・ボナム・カーター。
ヘレナ・ボナム・カーターってほんとすごいね。
この人がやったまともな役って、あんましみたことないんですけど・・・。
脇役含め、キャストは全員どっぱまりで、これ以外の配役なんて考えられんわ。
えーと、わたくしは、
まあ最初からミュージカルとはわかっていたんですが、
思っていた以上に全編ミュージカルで、
やっぱり私は映画にしろ舞台にしろミュージカルは好きじゃない、と
再確認しました(笑)。
内容がどうこう以前に。
現在は東京に生息中の関西産。
おいしいものと好きな音楽があれば
まあいいか。
上記旅行blogも更新中。